2018蛙飛び&蓮華奉献入峯


今年も無魔成満。
個人的には14年目の蓮華会が終わりました。

大雨で吉野までたどり着けないかもと
出発時に運転さんから話がありましたが

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なんとか時間までに到着し

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蓮華と宝輿をご本尊にお届けすることができました。

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採灯大護摩供でずぶ濡れになりましたが
翌日は1日、さわやかな気候の中を
すばらしい修行をさせていただきました。

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講中全員満行です。

吉野から山上まで約24㌔
山上から洞川の大橋まで約6㌔

足も大丈夫でした。

さて、
また一年。

里の行がスタートします。

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若狭修験の系譜


二日連続の朝雨で南無南無できていなく欲求不満な若狭坊です。

でも本日の東京出張は米原までの公共交通機関や道路通行止めにより中止。
おかげさまで明日の入峯に余裕が出てきました。
出張あった場合は夜中に帰ってきて早朝出発だったので・・・

でも、雨、心配です。


さて・・・

中世以降、若狭の修験は
大峯入り前には後瀬山に入り神明さんの熊野十二所権現にお参りしていた。
小浜の行蔵院、竹原泉蔵院、野代西蔵院、太良荘福寿院などなど。

その中には、もちろん飯盛山の窪谷行者もいたんだろう。


神明熊野十二所の中央に祀られていた本尊の役行者像は、今は鵜の瀬にいらっしゃる。

お水送り、八百比丘尼、北国鎮護。

鵜の瀬に移動されたのは古代からの時代の流れなのかもしれない。


文化の流入の拠点としての大切な場であった若狭湾岸。
御食国という食の国から芽生えた不老不死伝説。
対外文化受け入れから派生した、わが国の北方鎮護の思想。


国家の思想と既存信仰が融合し、
若狭の修験道を含む神仏習合を体現化してきた若狭。

だからこそ、今も東大寺へのお水送りに携わり、
明日からは奈良吉野の蓮華会に出仕する。


信仰の聖地が多田ヶ岳周辺と国府にあった古代の思想を
湊と拠点の移動により系譜させようとした後瀬山。


今朝は職場から遥拝南無南無させていただいております。

でも明日から峯入りなのに鵜の瀬の神変大菩薩様には南無南無する時間がない。

昼休み
静かに目を閉じ
いにしえの後瀬山麓の熊野に鎮座される行者さまを南無南無しています。


さあ、明日から修行です。


人口減少をボトムから考える

昨日の南無南無からの

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今朝の台風前の南無南無♪

いよいよ今週末から入峰です。
天気がかなり心配になってきました。

今年は総勢23名の参加です。
若狭坊が住むくぼたん周辺の参加者が最も多いかな?

でも新しい人材を勧誘するのはなかなか難しく・・・
吉野で御輿を担うというすばらしい伝統を絶やしたくないのですが
正直、事務局になってかなりの危機感をもっています。

昔から「男は一度は大峯詣り」といわれていましたが
市内の行者講も社会の変化や人口減少で、廃れたのがほとんどです。

なんとか若峯講で守っていければと思っています。

さて、
小浜市の人口も3万人を切り、
シュミレーションでは20年後には2.3万人くらいになると言われています。

25%減です。

結構、驚異的です。

ちなみに約160の行政区が小浜市にはあるのですが

人口200人以上の行政区は、45/160です。
かろうじて「くぼたん」も200人OVERです。

新興住宅地ではなく、昔からのコミュニティを引き継いでいる区は30ほどかな?

小浜市を守っていくには現在でも危機的状況なのです。

小浜地区なんて、放生祭に出ている区で200人OVERは1区のみですから。
そりゃ、祭りの存続の危機は間違いないです。


自然増が難しい現在なら・・・
Uターン・Iターン促進しかない。

でも、どちらも全国で取り合いですからね。

くぼたんは、若者が残っている地域ですが、
将来を見ると危機が迫っています。

早めの対応を考えないと生き残れませんね。

そこには、いままで大切にしていたコミュニティと
金を生む産業が必須になってきます。

細々でも住みやすく仲間がいて楽しく最低限の経済裏づけがある。

こういうくぼたんの将来像をもう一回考える場が必要になってきたかな。
21世紀を前にやっていた村づくり21検討委員会のようなものを。

前後して実施していた宮川地区は経済的なものを生み出し始めている。

市内のボトムの区が真剣に考えていかないと小浜市の未来はない。

人口減少は行政施策では食い止めることはできません。
地域力です。

伝統の継承のためにも・・・



とにかく、若峯講の吉野蔵王堂での御輿と蓮華運び。
市内全域から来年度の参加者募集中!!


多田前行


今朝の南無南無♪

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今日も暑くなりそうです。

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久々に完全オフな土日。

土曜日は舞鶴の観光のシンポジウムに行ったのですが、申し込みを失念してて入場できず(笑)

おかげ?で7日の諸々の事務局買い出しをすますことができました。

日曜日は…

今しかない!
ということでいつも遥拝している多田ヶ岳へ!

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いつもの妙楽寺コースでスタートですが。
今日は前行ということで
一般登山道ではなく尾根道へ。

ここには素敵な岩場があるのです。

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両端に木が生い茂ってなければ
かなり怖いと思います。

妙楽寺から1時間で野代山下一般登山道合流。
いつもの長~いトラバースを経て
45分で山頂!

貸し切りです。

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まずは南無南無

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無魔成満を願い…

山頂からは四方の神仏を南無南無。
あっ、今日は中風地蔵の縁日だなと思い、
南無南無。

せっかくなので
たまにはジャンキーに(笑)

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うとうととして休憩し
早足で1時間で下山。

ちょっと左足首と右膝に不安あり!かな?

家に帰り少し休んで
米舞倶楽部の田んぼの草刈り。

1時間ほど働き
バテバテで
缶ビールをいただく。

いい休日でした。
週末に向けて足もならすことができました。

大先輩から恵贈いただいた

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しばらく夜はペラペラめくって
お勉強させていただきます。


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寺にあつまる

今朝の南無南無

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蒸し暑い…

さて、入峰一週間前になりました。
今週末は準備に徹します。


吉野の三大行事「蓮華会」
修験者があつまる姿は壮観で、
「蛙飛び」に集まる民衆には活気がある。

なんというか・・・日本らしい。

よく、若狭坊は何に感動してその道に?っていわれます。

きっかけは若狭の社寺の歴史を知るための見識が得られるかな?と思ったから。
(本当はくぼたんの先輩方に何度もお誘いいただいたから)

そして、1日目に若狭の衆で蓮華御輿を奉献し、
内陣御本尊前に進ませていただいたときの何ともいえない荘厳な空気から。

2日目の苦しい修行を終えた山上での澄んだ空気から。

毎年行かなければならなくなりました。



若狭坊の最近のお仕事は文化財の保存と活用。

小浜には沢山のお寺があるけど活用って何だ?

今の小浜の国宝重文寺院のように、テープのようにお寺の歴史と文化財の内容を繰り返すことが
活用でないことは間違いないし、「観光」の『光を観る』にはつながっていない。

お金を取るために短絡的に宿泊や食事を提供することか?
イベントをすることか?

悩みますよね。

これは、寺もそうですが地域で考えなければならないことです。

寺に地域の人が集まるシステムを真剣に考えないといけない。
歴史上行われてきた、寺にしかできない感動する仕掛けをしていかなければいけない。

自然を敬い生き、その恵みを生かしてきた社寺の歴史。

感動する人が集まればお金を生むシステムがおのずとできていく。
本来の宿泊や食事を提供するお寺らしい物語が・・・。
知識や教養、生きるすべを学ぶ気づきを与える場が・・・。
音楽あふれる神仏の御前が・・・。
お寺らしい1000年後に無形民俗文化財になるようなイベントが。

仲間で作られていく。
そこから生まれてくるのが訪問者。
それが観光。

とくかく、寺は主体的に人が集まるシステムを考えていかないと
小浜の小さなお寺はもちろんですが、重文寺院も正直ピンチなのです。


もう一歩踏み出してほしい。

日本を代表する神仏の聖地なのに。

それを支援しようという流れが
今の文化財の保存から活用への流れ。

だから文化財の専門家のスキルも新しい時代へと突入し始めている。

アジアでは雨季に僧侶が寺に集まる「夏安居」がある。
みんながそろって修行するのである。
梅雨の今はまさに「夏安居」で、金峯山寺の蓮華会もその流れの中にある。


小浜の寺に集まって色々話したいものです。

まずは日本文化のなかにいて
今の状況でいいのか?に疑問をもっている僧侶や関係者が。

修行のスタートは議論です。

プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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