小浜旭座の「和と洋」


明治時代の芝居小屋である旭座。
日本の古き良き空間を感じさせる文化財として人気です。

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が、完全な和空間でないことも、来訪者を落ち着かせる一因です。

えっどこ??

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ん???

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と思われますよね。

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単純に「木」の雰囲気ただよう「和」が際立ちますが。

かなり和洋折衷しております。
まず建物の根本。

隠れた小屋組(天井裏の骨組み)ですが、
客席上はトラス組という洋の技術をつかっています。
このことによって、柱を抜いて大空間をつくっています。

一方、舞台は伝統的な平面配置となるので、和小屋の組となります。
舞台上を見上げると確認することができます。

実は他にも色々あるのですが、
一番は天井でしょうね。

DSC_2322.jpg

薄い緑色ですねん。
わりと違和感なく受け入れられていますよね。
洋風建築の色は、白色、レンガ色、薄緑色が基調色です。
石や金属の文化ですから。

しかも天井中央には格子組のデザインを用い、大きなシャンデリアがあります。

これら、よく見ると色々和洋折衷しているのですが、あまり気づきません。

このような和洋折衷が、日本文化となり明治から昭和初期のノスタルジーを
感じるわけです。

実は二千年近く日本は和洋折衷を進めている国で。
日本文化!と思っているものの中にそれらは数多く潜んでいます。

その文化を受け入れていたのは若狭小浜。
小浜旭座は、それを感じさせる最も新しい文化財なのかもしれません。


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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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