GW前半戦@小浜まちの駅旭座
お久しぶりの定点観測から☆

田んぼに水が入りカエルの合唱。
緑の季節に突入していきます。
旭座も・・・

長年の眠りから覚めました。
明治時代の芝居小屋は目的を終え閉館しましたが
その機能を維持し、平成の芝居小屋として復活です。
古いものを大切に守る小浜の象徴。
そして小浜の新たなにぎわいの象徴・観光交流拠点となります。
5月1日の落成式には、そりゃもう大勢のお客様。
もちまきや京都宮川町の京おどりなど・・・
写真はありません(笑)
イベント担当でしたので・・・
まちのにぎわいを見るとドキドキわくわくです。

放生祭の演し物も特別出演です。

小浜らしいにぎわい。
これが「まちの駅旭座」の目指すべきところです。
2日は若狭坊が直接担当の・・・
日本遺産1周年シンポジウム
「人と人をつなぐ文化財」旭座からの観光まちづくり
まずは、民俗学者の神崎宣武先生に、芝居小屋や芸能の歴史をお話しいただきました。

芝居小屋は昭和30年前後に全国共通で姿を消していきました。
これは、テレビの普及。
足を運ばなくても娯楽芸能が楽しめるようになった。
芝居小屋は江戸時代の庶民文化が元気な時に始まり、
明治には全国津々浦々に広まった。
この歴史から学ぶこと多いです。
さまざまな娯楽を楽しめるテレビ
いや、いまやもうWEBの時代。
こことは違う臨場感というものを出さなければ芝居小屋はもたない。
そして「小浜」の新しい芸能文化、伝統文化を勃興し、
その聖地として伝承していく場としてスタートしなければいけない。
いろいろ気づきをいただきました。
そして先生の最後の提言は「子ども」
子どもたちの伝統文化の学びの場として旭座を守ります。
続いては東京大学の西村幸夫先生のご講演。
「歴史文化基本構想から日本遺産へ 小浜のめざすべきもの」
これも再確認のありがたいお話でした。
冒頭から30年ほど前に先生が初めて小浜にお越しいただいた時の写真を拝見。
30年で大きく変わるものです。
もちろん変わらない景観もありました。
先生は、わたしたちが当たり前におもっている景観が、全国的に特別な景観であることを教えていただきました。
歴史文化基本構想は、歴史上からこれを面的にわかりやすく分類し、
その核であった「御食国若狭と鯖街道」が日本遺産になったというものです。
長い年月に変わらない景観の中、降り積もった歴史。
旭座の復活とともに再確認できました。
小浜の三駅。
まちの駅は、「海に開かれた小浜城下町」のにぎわいの象徴として・・・
海の駅は、「御食国若狭、そして鯖街道の起点」の食の地域として・・・
道の駅は、京都へつながる鯖街道の拠点として里や海の多様な文化財へ・・・
いざなう窓口となります。
そして高嶋猛先生には旭座の構造や復原理念を解説いただきました。

近代建築がようやく文化財として認められてきた時代です。
それでも旭座を「価値のないもの」として見られた議員さんや市民の方もたくさんいらっしゃいました。
絶対に計画をつぶしてやる!!みたいなことも言われ・・・
本当に、くやしい思いを何度もしました。
いまだに、活用で不信感をFBなどで出される発言権のある方もいらっしゃいます。
高嶋先生のお話を聞いていただき、新装なった旭座を見ていただきたかった。
そして、傍観するのではなく、ぜひ旭座でのプレーヤー、ファンになっていただきたいと思いました。
小浜の近代遺産。
数多くなくなりました。
これらが残っていれば、すばらしい小浜のにぎわいを紹介できました。
というか、にぎわいを維持できました。
旭座を起点に、新たな、さならるにぎわいを作るのは私たちです。
ということで夜は先生も交えて飲みながら談義。

旭座幕の内を食べ、旭座ワンカップを飲み
それぞれの想いをぶつけあいました。
これも旭座らしい活用だと思います。
酒飲み若狭坊のモデル提案事業となりました。
そして、それぞれは小浜の繁華街へ消え・・・
小浜の活性化にもつながっていきます。
さあ、今日3日はいよいよ、こけら落とし公演
桂文枝師匠の登場です。
すでにチケット完売で一般の方はご入場できませんが、
屋外広場でもさまざまな催しがあります。
ウーマンラッシュアワーもやってきますよ☆
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