小浜放生祭の音色

9月です♫
秋です♪

若狭地方最大の秋祭り「小浜放生祭」の季節です。

日本遺産(小浜放生祭)3

街のあちこちから、夕暮れになると練習の囃子の音が聞こえます。

練習風景を見ながら、街を散策するのもいいですよ。

福井県指定無形民俗文化財ですが、
今後詳細な専門調査が実施されていくと小耳にはさみました。

日本遺産(小浜放生祭)2

さて、小浜放生祭は、小浜八幡宮の例祭で
そもそもは「放生会」が行われていました。

放生会は生きる糧として1年殺生してきた鳥獣への感謝を込め
捉えた動物を野に放つという仏教思想の強い行事。

ただ、現在の小浜の放生祭では鳥獣魚類を放つことはしていません。
本殿向かって左側には、神事で生き物を放つ放生池っぽいところもあります。
発掘調査すると面白いかもしれません。

でも、海山川が隣接しますから自然に放っていたのでしょうね。

明治に入り、神社氏子再編により、小浜広嶺宮の
祇園祭礼に奉納されていた演し物が、八幡宮祭礼である
放生会に奉納されるようになり「放生祭」となりました。

「ほうじょう」ではなく地元では「ほうぜ」と言います。

放生会は、八幡宮に特徴的な神仏習合行事。
有名所では、宇佐八幡や筥崎ですね。
石清水八幡も神仏分離以来行われていませんでしたが、
10年ほど前から古来の形を復興しています。

日本らしい神仏習合が、ゆるやかに復興している現在です。

明治の神仏分離を経て、放生会がなくなり、
今や小浜八幡宮にお参りして「南無八幡大菩薩」
と唱える人は異様かもしれない(笑)

若狭坊はそうですが・・・
ぜひ、放生会、復活してほしいものです。
おそらく地域の若州修験道の山伏たちが関与していたのでしょう。
若州修験道の継承も必要です。

食のまちづくりを進め、「いただきます・ごちそうさま」ですから
放生会復活は話題にもなりますからね。

鯖街道の起点だから、鯖の稚魚を放流するとかすれば
イベントにもなるな☆

こういう発想しているから文化財専門家からは異端児に思われる(笑)
でも、日本人の伝統的な想いを継承することは必要であり、
そのかたちに文化財専門家はこだわるが、それは長い年月で日々変化している。

「想いを継承する、小さな形の変化は許容する」
これが民俗文化財にもっとも必要だと思っている。

現在、放生祭では神輿、神楽、棒振大太鼓、山車、三匹獅子舞が奉納されています。

日本遺産(小浜放生祭)4

昔の絵巻や記録を見ると、これにプラスして花車や練物行列など多彩な演し物が見られます。
若狭坊は新しい演し物が出てくることに実は期待しています。
駅前町とかやったらいいのに…ってね(^^ゞ


京都に近い雅な祇園の演し物の系譜。

初秋の若狭小浜で感じ取ってください。
日本遺産の構成文化財です。

今年の小浜放生祭は、9月19日(土)、20日(日)の両日。
小浜八幡宮を中心に、小浜の古い町並みが祭り一色になります。

若狭坊は20日はくぼたんの運動会で仮装ダンスの予定です。
新しい民俗文化財を作り出す一端です。
コミュニティに祭りは大切です。

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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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