田村道をゆく!

土曜の前行を終え・・・

日曜日は少年野球へ・・・と思っていましたが。

朝に野瀬先達からの連絡。
「田村街道行かへん?」

こりゃ行かなければ・・・
数年前から行こう行こうといいながら実現してなかったから。
この間は市兵ヱさんが単独で行かれたということで
うらやましかったのもあり。

ということで急きょ前行の山歩きとなりました。

くぼたんの引尾という地域へ向かう分かれ道には道標があります。

DSC_1353.jpg

施主は江戸時代末から明治時代にかけて若狭瓦で一大を築いた

大枝九右ヱ門さんです。

DSC_1354.jpg

現在の街道(R162)は南川右岸を通るが、古くは左岸の道もあったのです。
時期時期により両方使っているのでしょう。

ということで・・・

8時すぎに道標前を出発。

集落の切れ目から旧屋敷地や耕作地跡を通過する大きな街道を進む。

深道や切り通しなどの街道の隆盛をあちこちに示しています。

DSC_1355.jpg

大きな道です。
荷車も余裕です。

そのまま道なりに進むと何故か山方向へ向かう。

「あれ??川沿いをず~っと・・・という話は??」

進んでいくと数基の炭窯があり、道らしい道がとぎれる。
う~ん。これは炭出しの道か?
あるいは不安定な川沿いをさけたもう一つ古い街道か?
確かに、この谷を左に巻き越えていけば田村の里の和多田方面。

でも道が途切れている。
今回は旧街道を探る調査。

ここで1時間以上、道を探したり尾根をのぼったりした。

もと来た道を少し帰ると、川沿いに向かう細道発見。

ズンズン進むと田茂谷集落対岸の平地に到着。
南川の流れを見つめしばし休息。

DSC_1357.jpg

ここから先はかなり荒れているが、道は確実に残っている。

そして、スノーシェルター対岸の山崩れ地区で立ち往生。
残念ながら進めません。

でも、ここは江戸時代の絵図や伝承では、対岸への渡しがあったところ。
もともと難所だったのでしょう。
若狭の大歩危小歩危と例えられていたといいます。

呼び名は「大瀬の渡し」
お不動さんが祀られており、
古くは地域の行者さんが水垢離もされていたといいます。

地蔵堂もあります。

DSC_1359.jpg

まあ、道が途切れ進めないので、一旦浅瀬を右岸にわたり、すぐ左岸に戻りました。

戻ると再びしっかりした街道となっていました。

江戸時代の古めの絵図や公式絵図には、
やはり現在の国道がある右岸の道が正式な街道であったようです。

DSC_1362.jpg

でも・・・
江戸の後期に入ると、しっかり左岸の田村街道がメイン赤線で記してあります。

DSC_1363.jpg

不安定な渓谷地ですから、時期時期で使い分けているのでしょう。
まさに街道の難所。

迷った分もあったため、
到着はお昼前。

和多田の地蔵さまにお参りして行程終了です。

DSC_1358.jpg

ここの地蔵さまも由緒が深く、開帳や縁日には
古くから多くのお参りがあったといいます。

今日来た道を通って、くぼたんの山伏もお参りしたことでしょう。
今日はその復活デーとなりました。

しかし中名田はびっくりするくらい密教堂が多い。
田村薬師を筆頭に、多くの薬師堂もある。

さすがに、飯盛山修験の拠点です。
くぼたんとは兄弟ですね。

帰りは現在の街道である国道をボチボチ帰る。

今日のおさらい☆

DSC_1364.jpg

赤は辿った旧道。
点線が道迷いの場所ですが、奥へしっかり道がついています。
炭窯跡が多い場所なので、大々的に炭焼をしていて
その製品出しの道だったか?

あるいは尾根一つを越え、谷を大きく巻いて、また一尾根越えて
田村へ向かう道なのか?
イメージ的には地蔵堂のあたりに到着しそうだ。

ちなみに黄色は飯盛山登拝道です。


帰ってからは、着替えてすぐに
くぼたん米舞倶楽部の草刈り。

暗くなるまでみんなで一杯飲んで
その後、若い子たちのバーベキューに合流。

くぼたんを満喫した休日となりました。

DSC_1360.jpg

飯盛の峯の美しい夕暮れが一日の疲れを癒してくれます。

前行ずくめの週末となりました。


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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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