日本遺産「御食国若狭と鯖街道」Vol.5


日本遺産最終シリーズです
4番目のカテゴリーは・・・

若狭の浦々に続く鯖街道
 ―都の祭りや伝統を守り伝える集落―

鯖街道の起点には、当然のように交流の遺産が多いのですが
海岸部、農村部にもその影響は波及していまして、
祭礼や伝統にその色を残しています。

なによりも、京都ですでに廃れた文化が色濃く残るというのが
すばらしいところ。

食を生み出す日本らしい原風景の中に、祈りの場所である
神社仏閣が数多く残り、集落と一体となっている。

民俗文化財の宝庫と例えられる、祈りの聖地なのです。

たとえば

王の舞

siimura.jpg

平安時代の京都の祭礼には王の舞が出ていますが、今は残らない。
でも、若狭には密集して残る。

和久里壬生狂言

mibusan.jpg

もちろん京都壬生寺から伝わったものだが、京都ですでに演じられなく
なった演目が登場する。

六斎念仏

kuborokusai.jpg

いまでも各集落に残り、独自の発展をとげている。

松上げ

omathu.jpg

鯖街道の一つは、京都愛宕から若狭小浜への道。
この道沿いに「松上げの道」と例えられるほど集中している。

地蔵盆

生活の一つとなり辻々に地蔵が祭られ、子どもと大人のコミュニティ
形成の大きな要素となっている。

数え始めればきりがありません。

また、「鯖街道・御食国」という食を支えた技術も伝承されている。
鯖のなれずしなんかは、その典型です。

narezusisan.jpg

日本の歴史上、ほとんど政権都市であった京都との交流から生まれた
文化が息づく町。

それが日本遺産

「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群」
  ―御食国若狭と鯖街道―


です。

まあ、全国探してもここにしかない日本を代表する歴史ストーリーが
あるまちなのです。
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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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