日本遺産「御食国若狭と鯖街道」Vol.1


日本遺産認定第1弾

いやぁ~めでたい!めでたい!・・・ですが。
 
さて、日本遺産とは何じゃい!!という話になると思います。
日本遺産は文化庁の新制度です。
文化庁というと、どうしても規制のきつい保護機関というイメージがありますが
今回の制度はかなり観光誘客・地域活性化を目的にしています。

特に今回の制度は、インバウンドの獲得を大きな目的に設定しており、
2020年の東京オリンピックまでに100件程度を認定しようとしています。

これまでの、建造物、お祭り、自然など個々を専門的にとらえて指定する制度ではなく、
魅力ある遺産を集合させ、どれだけ日本を代表するストーリー、魅力あるストーリー
を描いて発信できるか?が焦点となっていました。

今回は83件中、18件の認定。
再申請も可能ということですので、第1号がどれほど魅力あるストーリーを
もっているかが理解していただけると思います。

今回の認定の名称は「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群」
サブタイトルは「御食国若狭と鯖街道」となっています。

さて、今回のストーリーで特徴的なのは・・・
第1に街道とその起点ということで遺産を絞ったということです。
 
日本の中枢である奈良や京都、大陸や半島、日本海側諸国を結び、
それらの影響を受けた遺産群が密集している地域であるということです。
そして遺産は点としても魅力的ですが、線や面としても日本の原風景
ともいえる景観に守られている。
住んでいると気づきつらいですが、美しい山、海、里の景観に抱かれ
ており、そこには人の生活があることが認められています。

そして第2には、食というキーワードがあるということ。

御食国として天皇家などに食材や塩を供給していた奈良時代。
お水送りにあるように清浄な水も送っている。
美物として食材を供給、贈呈していた中近世。
鯖街道の名のとおり、大量の鯖が京都に運ばれ、
京都の文化に根をおろした近世から近代。

いつの時代も起点の若狭からは豊かな食材も送られている。
交流で生まれた社寺や祭礼も、もとをたどれば豊かな食を生み出す自然への祈り。

すべての遺産が豊かな自然に抱かれた街道の名のもとに結びつくのです。

というのが日本遺産の今回の認定内容です。


ストーリーは大きく4つに分類されています。

1.若狭街道 ―御食国若狭の原点と鯖街道のメインルート―
2.鯖街道の起点 ―湊町・小浜の賑わい―
3.針畑越え ―最古の鯖街道の歴史的景観―
4.若狭の浦々に続く鯖街道 ―都の祭りや伝統を守り伝える集落―


これから、このストーリーテーマごとに順次紹介していければと思っています。

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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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