口名田半周ウォーク「その2・寺社」

小浜は海のある奈良と例えられ多くの社寺が残っている。

一説には137か寺。「いみがない」などと語呂合わせされることも((+_+))
意味あるんですがっ!!

今回のウォークでの社寺ご紹介。

まずは日蓮宗妙祐寺。

20111127しだれ

天然記念物に指定されているしだれ桜が有名。3月下旬から4月上旬が見ごろ。
地区民有志により「ライトアップ」や「しだれ桜まつり」が行われている。

20111127かね

鐘楼・経蔵などがセットで残るいい寺院。
梵鐘には市内金屋の「芝田孫左エ門」の銘が残る。
中世から鋳物が行われ近代まで連綿と伝えられた金屋の技術。
昨年、最後の作業場も解体され忘れられつつある歴史。
こういうものの再評価で歴史を伝えたい。

20111127ただ

高台の妙祐寺からは小浜の「龍」多田ヶ岳の秀麗な姿が。
北からみると長尾龍だが、こちらからは「山」ですね。

20111127やくし

ひっそり佇む薬師堂。
寺院だけでなく地域地域に小さな観音堂や薬師堂がたくさんある。
密教信仰の名残りである。

中世末以降の在地武士の造営から近世初頭の寺請を経て、地域の寺院の
ほとんどが禅宗系となっている。
が、いにしえの信仰はこのように小さなお堂にある。
全部調べればものすごく面白い歴史がみえてくるのだろう。

20111127わかみや

ウォーキング地域の地主神である若宮神社。
このあたりの神社は今でもしっかり杜をもっている。
ウォーキング途中だが、だれも指示していないのに皆お参り。
日本人の心が残っていますね。

2011112711040000.jpg

最後のお参りは真宗の西広寺。
蓮如上人の腰かけ石がある。

小浜の寺院のほとんどは禅宗寺院だが、今回のウォーキングコースには
浄土真宗と日蓮宗。
これも歴史を示している。

小浜から京都への周山街道沿いに中世末に創建されたこれら寺院。
街道沿いの商工民に信仰されたのであろう。

ちなみに小浜の日蓮宗寺院は京都諸山と密接に関係しながら、港の
大檀那に支えられて隆盛した。有力商人の信仰である。
小浜では港の後背安定地によくみられる。

一方、真宗は港に近接した労働者に信仰された。
小浜では港に直結したところや、街道の拠点にみられる。

口名田の2寺院も京都とのつながりの中、街道の拠点として
中世に町場が形成され始めたことを知る重要な手がかりである。

いろんなものが歴史を語りかけてくる。
これを訳してみんなに伝えるのが若狭坊の今の役目です。
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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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