しばらく留守にします

さて・・・

明朝早く出発いたします。

いざ、吉野・大峯へ。

蓮華会・蓮華奉献入峯です。

今年は自分の修行もそうですが、祖母の冥福と友の回復を祈ります。

仕事に追われ、やっと準備を始めました。

DSC_0564.jpg

鈴懸衣と結袈裟。

両界曼荼羅や六波羅密を表しています。

鈴懸衣は、入峯の正装ですが、ほんとに機能的で山に登るに適しています。
日本の登山の正装としてモンベルなんかも売り出したらいいのに(笑)
通気性がすばらしい!!
手甲や脚絆は草木に接する手足を守ってくれます。
また血流をポンプアップしてくれます。
いまの速乾のスパッツなんかを想像してください。

DSC_0565.jpg

引敷。

獅子に乗って法性に入ることを表します。

腰かけのお尻あて(座布団)ですね。
木根や水気、害虫から身体を守ってくれます。

DSC_0566.jpg

頭襟・錫杖・最多角念珠。

頭襟は大日如来の五智の宝冠を表します。

山には多くの枝木が遮ります。
どうしても下見がちとなる山行。
大切な頭と顔を守るヘルメットですね。

錫杖は悟りに導く智杖。

すばらしい音色を奏でます。
読経のメトロノームでもあり、指揮棒でもあります。

最多角念珠は、形は智剣を表し煩悩を打ち砕きます。

そろばん玉の念珠です。すばらしい擦音です。

DSC_0567.jpg

螺緒と持鈴。

腰につけます。
螺緒は岩場登はんや救助時のザイルとなります。
持鈴は獣除けになります。
いまの熊鈴ですね。

DSC_0569.jpg

金剛杖と斑蓋。

金剛杖は法界の塔婆ですね。
もちろん山行をささえるストックです。

斑蓋は両界曼荼羅の下にいることを示しています。
母胎の胞衣にもたとえられます。
もちろん日よけ雨よけのヒノキ製の傘です。
帽子でありカッパの一部となります。

そして・・・

DSC_0568.jpg

亡き祖母の着物で作った頭陀袋。

こちらは、経典やお札を入れてザックにしのばせます。
今後のお寺詣りには大活躍することでしょう。


みなさん。
山伏って変わった格好するなと思っておいででしょうが・・・
実は日本人が山に入るために培ってきた仏教的思想理念と機能性が共存している、日本人らしい、すばらしい登山服なのです。

百年・二百年たつと、登山服として復活しているかもしれませんよ(笑)


しかし・・・

台風くるな。


しばらく留守にします。

探さないでください(笑)


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テーマ : 宗教・信仰
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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