若狭瓦の特徴


三連休でしたね♪

若狭坊は最後の日曜日だけお休みをいただきました。

彼岸の奉仕作業と獣害柵点検があったので。


田舎では彼岸に奉仕作業をするところが結構あります。
地域のことは地域で!ということです。

昨日のFBをみると、宮川・松永・遠敷なんかはしていましたね☆
若狭坊にとっては当たり前のことですが、町部ではあまりないかな??


さて、若狭瓦のだるま窯上屋の竣工式が近づいてきました。

最近、若狭瓦の特徴は?と、よく尋ねられます。


一言でいえば、「品質のよい無釉のいぶし瓦」

寒冷地は釉薬瓦が結構多いんですよね。
三大瓦窯地の石州瓦や越前は「赤瓦」地帯です。
積雪や凍結に強いから。

ただ、無釉のいぶし瓦なのに北海道でも使われたのが若狭瓦。
品質の良さを証明していますね。


デザインの特徴☆

大棟にたつ鬼瓦は、鴟尾・鯱鉾の代わりに立波型が用いられます。

DSC_0330.jpg

日本の瓦は、古代の羽毛系(諸説あり)の鴟尾から、中世には鯱鉾が隆盛します。
水を吐いて火災を防ぐのですよね。

立波型も同じく火災を防ぐ意味があるのでしょう。
鬼瓦の下部にも横波型がつきます。

鬼瓦の中心には家紋を入れますが、家紋の代わりに「水」のくずし字を入れることも多いですね。


棟飾りや留蓋瓦にも装飾瓦がよくあります。

DSC_0328.jpg

こちらは桃(いや宝珠?)。

古くから邪気を祓い不老長寿をもたらすといわれています。

桃太郎の話などもここからです。
どんぶらこ。

こちらも桃の下に波型を入れています。


その他にも・・・

DSC_0329.jpg

これは鷹かな?
鷹は縁起がいいですよね♪
一富士二鷹三茄子とも言われますからね。

他にも、獅子や恵比寿大黒、鍾馗(しょうき)などを飾るところもあります。

瓦職人の技と知識、建物を守る心が詰まっています。


この若狭瓦の技術。

数年前に最後の職人が廃業され、無くなる歴史に直面しています。

でも、若狭小浜の文化財や重伝建地区の瓦は伝統の「若狭瓦」



今、これらの建物の瓦も、若狭瓦風の三州瓦に変わりつつあります。

いいのだろうか??

家を改築するときには新しいものにしたいのが心情。
屋根葺き職人にしても、画一化されない古い瓦、窯焼き瓦は使いにくいもの。

変わっていってしまっているが・・・


何とか伝統として伝えていきたいと若狭坊は思います。


スポンサーサイト

テーマ : ☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
地域情報
820位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中部地方
118位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR