小浜の天狗

天狗といえば「鬼」、「やまんば」と並ぶ日本の山の妖怪☆
でも、祭礼などにも登場する山の神としても知られています。
小浜でも祭礼の道化に天狗はよく登場します。



天狗といえば、赤ら顔に鼻高、葉団扇に高下駄。
くちばしがあり羽の生えたカラス天狗もいます。

ただ、今の天狗のほとんどは山伏装束です。

何故なのでしょう??



古代、天狗は中国からの伝承で流星や天の妖怪でした。
それが山の鬼と山を駆け巡る山伏が中世に同化していったのでしょう。


全国には有名な天狗がいっぱいいます。

愛宕山の「太郎坊」
鞍馬山の「鞍馬天狗」
比良山の「次郎坊」
比叡山の「法性坊」などなど。

他にも葛城山・高雄山・英彦山・秋葉山・大山・富士山など枚挙にいとまがない(笑)

いずれも鬼の子孫であったり、山の神であったり、山を治めるものであったり。
修験道との関わりは深いのです。


じゃあ、小浜の天狗は??

伝説ありますよ。

谷田部裏の大黒山に住んでいたようで、谷田部から滝谷の岩場には腰かけ岩伝承があります。
谷田寺には下りてきて住職と囲碁を打ったらしい。

tengu2.gif

天狗の爪跡がついた碁盤が羽賀寺に伝世しています。
山向うの東勢にも天狗の民話が伝わっています。


飯盛山から後瀬山までの峰。
中世にはかなり修験道の峯入が盛んだったのだろうな☆
今も、谷田部や加斗の山上にはいくつかの行者堂が残り、行者講も行われています。

ふるさとの民話の中にも隠れた歴史が存在します。
だいたい歴史から消される事象は、住民によってゆるやかに民話として伝承されます。

いまの歴史研究家はここから真の歴史を読み解くことを大の苦手としています(笑)

伝えられ文化財、隠された歴史の民話。
これらの融合と解明で、新しい日本の歴史は見えます。
教科書も変わるかもしれません・・・

小浜には連合婦人会さんが聞き取り編集した
『ふるさとのえばなし』『続ふるさとのえばなし』
『ふるさとの昔話』『続ふるさとの昔話』
という素晴らしい冊子があります。

また、今年度はこれらを子どもたちへ分かりやすくと言う取り組みで
「デジタル絵本」の編集も市民有志で進んでいます。

天狗伝承☆

山麓に住む若狭坊が修験者であることも一理あるな(笑)


ちなみに若狭坊は「天狗」ではありません(^_^;)

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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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