地の神講の調査

朝夕の低い光に照らされる紅葉の山々に癒されている若狭坊です。


今日は早朝から「伝統文化と食」の調査☆

「地の神講」の調査です。

まずは朝霧の幻想的な田村の里へ・・・

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中名田地区は、大岸株や杉山株など、一〇株の「地の神講」を氏神・地域開発神としてお祀りしています。

まずは「芝株」

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小祠の前で藁に火をつけて神様をお迎えします。

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お供えは「鯛」「御神酒」と、「ぼたもち」!

地の神講ではぼたもちがお供えされます。

芝株の場合は、当番宿の方が神饌の準備と藁を燃やして神様をお迎えの後、講員がそれぞれ家から「ぼたもち」を
持ち寄ってお参りされます。


次は「大江株」

椿のご神木と赤の祠が霧の山里に映えます。

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こちらも「ぼたもち」(今日は大福でした)

講員が全員集まってお参りされます。


「大江株」の祠の上にある「木崎株」もあわせてお参りさせていただきました。

帰りは「村上株」にも・・・

いずれも夕刻から直会があります。


せっかくなので若狭坊が住むくぼたんにも立ち寄り。

「上窪株」です。

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こちらは朝から講員が祠の回りを清掃。

清掃が終わった頃、宿元がお供えの「ぼたもち」と「御神酒」を持参。
お参りの後に、ぼたもちと御神酒をいただきます。


この後、宿にて直会。

ちょっと開始前にお邪魔。

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中名田・口名田の「地の神講」は、祠にお参りして、宿にて掛け軸前で直会が多いです。

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お供え物にも、もちろん「ぼたもち」

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謡が出される時に回される盃と焼き物。
小浜らしく焼き鯖です。

御膳の料理も見せてもらいました。

煮しめ、青和え、煮豆、タタキごぼう、なます、鯖とねぎのぬたという典型的な伝承料理でした。

すばらしい☆

パック料理や簡素化でほとんど市内では残ってないのですが・・・



小浜では一一月二三日に南川流域で見られる「地の神講」

北川流域では、ほぼ伝承が壊滅的ですが「大将軍(ダイジョコ)」といわれる同様の行事があります。

また、お隣のおおい町大島の「ニソの杜」は有名です。


祖先を大切に思いお祀りする感謝の心☆

日本ですよねぇ~。

「和食」のユネスコ無形文化遺産と大きなつながりがあります。


秋晴れの爽やかな調査となりました。


夜に再び田村の里へ・・・

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芝株は祠前に講員が集まり、藁を燃やして先祖神をお送りし、宿に集まり掛け軸前で直会。

大江株は謡が出て盛りあがってました。

大江株では思いがけず江戸時代(文化年間)から現在までの覚帳を見せていただく。

資料をひも解くと・・・
直会は一汁一菜であったり三菜であったり。
小豆持ち寄りでぜんざいを食べてたりしている。

一菜や三菜というと質素な感じがするが、
それぞれの旬の幸を最高のの料理法で食べることが何よりのごちそう。

日常の一菜とは一味違ったごちそうをみんなで食べる年に一度の寄り合いだったのだろう。

パック料理前の豪華な伝承料理の膳組の写真も提供いただけることとなった。

大変勉強になりました。

中名田の人はみんな優しい。

南川筋に住む若狭坊。
母も中名田出身。


とっても居心地のいい空間なのです。



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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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