小浜らしい文化財を未来へ

文化財には種類がたくさんある。仏像や建物や絵画や遺跡がわかりやすいかな?

よくホントに文化財?と聞かれるカテゴリーに「天然記念物」があります。
貴重な動植物や鉱物がこれに当てはまります。

一般的な文化財の国宝にあてはまるものに特別天然記念物が。

動物でいうと「オオサンショウウオ」や「ニホンカモシカ」がこれになります。
植物でいうと例えば「屋久島のスギ原生林」などです。屋久島は世界遺産ですが。

ちなみに年に一回くらい、若狭坊はニホンカモシカの死体処理をして文化庁に報告書を提出しています(笑)

若狭小浜にも指定天然記念物がいくつもあります。
数年前には、国指定天然記念物の「小浜神社の九本ダモ」が枯死・指定解除という残念な話もありました。

さて、これまでの文化財指定は、古いもの、貴重なものが中心でした。
だから、天然記念物では希少価値のある動植物、大きな樹木などが主体となってきたのです。

でもでも、地域には地域の歴史に密着した動植物があります。
地域の景観構成要素の主体となり、歴史や伝承に名を刻むものがあります。

実はこの方が地域の方に大切に守られていたりしますよね。

若狭おばまでは、このようなものを指定文化財として守っていこうということで、歴史文化基本構想という計画に記されています。

その一つ。

二本の大木が並ぶ「東相生のいちょうとかつら」

NCM_0785.jpg

いちょうは、まだ紅葉しかけですね。もう一度ちゃんとしたカメラ持っていかなければ・・・

割といちょう・かつらは大木になるので、これまでの指定基準では見向きもされていなかったのですが、この木にはいろいろな歴史があります。

そして、この集落は「桂木村」(現在は東相生)といい、集落の名前にまでなっているシンボルツリーなのです。

反対からの写真では、かつらが見えます。

NCM_0789.jpg


一〇年ほど前に雷で折損してしまっています。大木であっても、こんなのも今までは指定文化財にはなっていません。

でも、地域の宝で地域に守られている。樹下の綺麗な祠がそれを物語っています。
ここにも神がいらっしゃる。南無南無。

そして、この二本の大木は、小浜から京都へ向かう旧丹波道(周山街道)の目印でもあったろう。
西行法師も通り、周辺にも故事が多く残っているんですよ。

鯖街道を往来した人々を見つめてきた木なのです。


地域に密着し、地域に信仰される樹木。
旧街道の景観構成要素として貴重な樹木。

これだけで、小浜らしい文化遺産といえます☆

二〇〇件以上ある指定文化財の紹介もそうですが、
これから、このような地域遺産どんどん紹介していきますね。

ブログネタ。まだまだ満載だ(笑)

南無桂木大明神!!



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テーマ : 日本文化
ジャンル : 学問・文化・芸術

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待ち遠しい

ほんま、この「いちょう」が全部黄色くなると、メッチャ迫力ありますもんね。素晴らしいと思いますわ。
でも・・・
運転してると、雨の日は滑らないかと心配もしますけどネ・・・
貴重な物は大切に後世へ

そうか・・・

なるほど!雨降ると危ないかもですね

あまり奥に向かって走らないので(奥の人ですが(笑))

単純に大切だと思えるものは後世に伝えたいですね、
私たちの世代に無くなったといわれるよりも。
いいものを残せば感謝されるし、その選択肢は未来へつなげたいです。
プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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