藁の行く末


今朝の多田大明神☆

DSC_2366.jpg

いつもより若干アップで撮影です。

周りは草野に帰っていく水田ばかり。
いいような・・・わるいような・・・です。

人が減り、人の活用が無ければ元の自然に帰るのは当たり前。
それを無理に維持しようとするのは自然の摂理に反するのですが・・・

でも先祖から血と汗を流して開墾されてきた農地を
活用の方法があるのに眠らせるのは、やはりもったいない。

若狭坊に資金と仲間があれば・・・
と日々思います。

経済でも生活でも小さい循環型が改めて評価されています。

人間はおバカなので、小さい政府や小さい経済と、大きな政府や経済を
歴史上行ったりきたりします。

日本では、江戸時代にかなりエコな地域循環型が大成していました。
エネルギーの無駄遣いの抑制とリサイクル社会、分業制です。
地域循環もそうですが大都市江戸も世界を代表するエコ都市でした。

でも、明治維新で大規模消費型に転換し、それが戦後さらに急速に発展。

江戸時代の生活を懐かしむ今となっています。



さて、土曜日に行われた松上げ。

DSC_2362.jpg

火の玉の松明をいれる籠の部分は、竹とワラで編んでいます。

1日の労力を考え、近隣の松上げでは鉄枠や市販のコモなどを使う
ところも増えているようです。

なぜかというと。

わらがない。ワラうしかない(笑)

稲刈りの機械化が進み、ワラはコンバインカットで田にまかれるのです。
実はこれもエコで、土を豊かにする循環型農業なのですが・・・

昔はワラは生活に欠かせないものだった。

かまどなど火をつける最初はワラや杉檜葉を用いることが多い。
雨具や農漁業服は、蓑や菰となる。
履物はわらじである。

稲は神が宿る神聖なもの。
米や酒が神饌に用いられるのと同じように、
ワラも、神輿や祭礼用具に多用された。

ワラがなくなっていくのはしょうがないが・・・

ニッポン伝統の自然を敬い、循環型の生活をしていたことが
生活から消えていくのが最も危険だと思っている。

神饌はパン、肉、お菓子
祭礼用具にもビニールや紙などが利用され、

ニッポンの根本である自然との共生が無くなったとき
ニッポンという長い歴史をもつ国が滅びてしまうんだろうな。

日本人もバカでないので気づきはじめているが・・・

異国の文化を上手に取り入れ、日本らしさと融合させましょう。
それがニッポンの歩む道で歩んできた道。

地域で唯一ワラを提供してくださるN先達の田んぼを眺め

DSC_2367.jpg

いにしえの生活やこれからのニッポンを考えれしまう若狭坊なのでした。

この風景って、日本の秋ですよね☆

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蓮田

はじめまして。いつも読ませて貰ってます。
小浜も吉野も大好きばあさまです。
鯖街道の冊子も購入しましたよ~。

さて、草野に変わる田は蓮田にはできませぬか?
越前で蓮公園があるのだから、小浜だって蓮は栽培可能では?
ほんでもって蛙飛びのときに献上するってのはどうでしょうか?
もっとも、あちらから断られる可能性が大だけど、若狭坊様の力を以てすれば!?

思わずその気になったので、コメントさせて頂きました。

Re: 蓮田

ピョン子さま


コメントありがとうございます。

蓮田いいですね~。
神聖な多田を望み蓮が咲く。

想像しただけで微笑が・・・

蓮華入峯のレンゲも一桶くらい若狭のがあってもいいでしょう。
(受け入れてくれるかどうかは別にして)

今後ともコメントお待ちしております。

  若狭坊 九拝
プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

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