白石鵜の瀬大明神おまいり

いよいよ冬将軍??
天気予報にドキドキさせられながら今日も晴天だった若狭おばまです。

明日の朝は、積雪でウォーキング中止だろうか??
たぶん里にはたいして積もらないんだろうな。

さて、今日は仕事の関係で午前中にAPECさまと打ち合わせをし、
午後はそのいきおいで上根来へ上がってきました。

鯖街道根来坂の拠点の山村集落にも本格的な雪はまだです。
今晩から積もり、雪室ができることを願っています。

さて帰りに白石鵜の瀬大明神にお参りしてきました。

まずは白石神社でツバキの社叢に囲まれ南無南無。

DSC_1764.jpg

次に小浜ゆかりの行者尊を南無南無。
おんぎゃくぎゃくえんのううばしょくあらんぎゃそわか

DSC_1769.jpg

いつお詣りしても、淋しそうでなんとかしたいのです。

そして鵜の瀬で若狭比古神、遠敷明神を南無南無です。

DSC_1760.jpg

ちょっと早いけど若狭神宮寺修ニ会「お水送り」の前行となりました。

お水送りの別当寺である若狭神宮寺は、全国でも稀な神仏混淆を伝えるお寺。
本堂内陣には若狭比古神本地のお薬師さまを本尊とし、
若狭比売神の本地である十一面観音をお祀りしています。

が・・・
このご本尊向かって右手の内陣に神の領域がありまして・・・
中央に「和加佐(若狭)比古大神」「和加佐(若狭)比売大神」をお祀りしています。

一般の家では仏壇と神棚を並列しますが、寺では異様。
いや・・・していない寺が本当は異様で、若狭神宮寺は普通なのか。

さておき、神様ですが、
一宮の根本神宮寺ですから、中央神はそれでいいのですが、
左右には興味深い神を祀ります。

一つは神体山の神
「那加王比古(長尾)明神」と「志羅山(白山)比女明神」
これは、本堂裏にそびえる神体山・龍の長尾山(多田ヶ岳)と
本堂正面に遥拝する白山(シラヤマ)です。

本堂向拝にいると彼岸にシラヤマから日がのぼってくるといいます。
太陽神を意識した寺でもあります。

もう一つはお水送りにも関連し、若狭比古垂迹地ともいわれる
「白石鵜之瀬明神」と「手向山八幡大神」となります。

どの神様も古代からの信仰と関係するヒントだらけです。

若狭神宮寺は創建時には若狭比古神願寺という名であったことが史料にでます。
若狭比古神が神の苦悩から離脱するために、仏の加護を受けて開いたという若狭神宮寺。
垂迹の絵巻に渡来人の姿で描かれている若狭比古神。

やはり渡来文化の受容を位置付けていると考えるのが妥当なのではないか?
シラを祀り、龍を祀り、不老不死の水を奈良に送る。

神宮寺は本堂前にシラ山を望み
若狭比古垂迹のシラ石神社にはツバキが群生し、
八百比丘尼(シラ比丘尼)の伝承を周囲に残す。

シラ石の地は、東大寺初代別当の良弁和尚の生誕地を伝え、

DSC_1765.jpg

二月堂お水取りを実施した実忠は神宮寺に滞在していた伝承がある。

東大寺初期に携わった彼らは渡来僧ではないか言われている。


いろいろなものから、大陸・半島と奈良の繋がりが強くみられ、
そのハブになっているのが、この地である。

在来信仰の多田と融合しながら、
都の北の聖地として、
どんどん社寺が創建され、現在の姿となっていった。

海と都をつなぎ、今につながる日本文化を創出していった土地が小浜の遠敷。

いつもの妄想。
見えない過去を覗こうとしています。

DSC_1762.jpg

若狭小浜の「お水送り」
奈良東大寺二月堂の「お水取り」

日本文化形成期のロマン漂う行事です。

ちなみに、お水送りを行うのは若狭神宮寺とされがちですが、あくまでも別当で。
行事を統括する井太夫様を筆頭に、
今も、白石神社前にお住まいの下根来の神徒衆が実は行事の主役となっています。
日本文化形成に尽力された子孫の方々です。

お水送りのこれまでの記事と似たりよったりの書き込みだな。
いつもいくつかの事例をあげてわかりやすくと思うので同じようになる。

これからはマニアックにそれぞれを掘り下げていこうかな?
マニア専門ブログとして(笑)

それはそれとして・・・

帰りにさらに道草して近代芝居小屋の復元をしている旭座へ。

DSC_1771.jpg

現代の音楽や演劇や娯楽とあわせ、
このような小浜のすばらしい伝統や歴史文化も発信できれば
施設の価値は格段にあがるような気がします。


スポンサーサイト

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

椿

以前にコメントした者です。
白石神社に生きました際に、椿の大木が災害で倒れ、他の木にもたれかかっていました。どうにかできないか…と気になりコメントしました。
写真をみると倒れかかった木はないように見えます。
整備されましたのでしょうか。
あんな立派な椿の木を見たことがありません。
ずっと大事にしたいものです。
今までに何度か行きましたが、椿が咲いている時になかなか出会えませんでした。
いつか、立派な大木に椿の花が咲き誇る時に出会うのが夢です。

Re: 椿

椿の花さま

白石神社の椿群生林は、古木のため、災害・気象現象などで倒木折損
などよくございます。
行政の支援もあまりなく、管理される若狭彦神社様や地元の方々で
日々管理されている日常です。

春の段階で社叢はきれいな状態でした。

見ごろはお水送りも終わった3月下旬から4月上旬。
不老不死の象徴でもある「椿」
また、花の季節にお越しくださいませ。

プロフィール

若狭坊

Author:若狭坊
1970年生まれ。奈良大学史学科卒業。当時からの専門は中近世考古学、中近世流通史、中近世都市史。
と書くと難しい(^O^)
現在の専門は仲間と行う歴史を活かしたまちづくり。
だが、実は修験にめざめた山伏なのでアール。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
地域情報
614位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
中部地方
93位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR